制服のニオイは恋の予感
その時はその位しか思わなかったけど…


その男子はパッと手を放して、逃げるように店から出て行った


コミックを買って店を出た私は、本屋のすぐ近くにある狭い路地を通って帰ることにした


昼間だし、近道だし


その時、声が聞こえた


見ると、さっきの男子がケータイ片手に話している


「ごめんな〜京香(キョウカ)…売り切れてた」





< 24 / 391 >

この作品をシェア

pagetop