制服のニオイは恋の予感
オジサンとオバサンは気を利かせて席を立つ


私は大貴の前に立った


隣には隼人が私を支えてくれている


大貴は顔を上げて私の顔を見た


「遥…何で…いんだ?」


「何、黙って行こうとしてんのよ!」


「別に…話そうとしたけどお前が近寄るなって言うから」


いつになく元気のない大貴


「当たり前でしょ?あんなことしといて!謝りもしない、自分勝手なことばっかで…」


「ごめん…」


「今更、謝ったって…許さない!」





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