制服のニオイは恋の予感

私は感情に任せて大貴に罵声を浴びせていた


そんな私を止めたのは隼人の軽く私の肩に置かれた手


｢遥…違うだろ？お前が言いたいこと…俺のことはいいから…｣


その瞬間、私の目からは一筋、涙が流れ、頬に線を引いた


それは本当の自分の気持ちに気付いた証拠


｢大貴…どうして…私じゃない女の子を…隣に置いてるの？どうして…私じゃ…ダメ…なの？他の子と…仲良く…しちゃ…ヤダよ…｣


キュッ…


大貴は立ち上がり、私を抱き締めた


｢遥…ごめんな…｣