制服のニオイは恋の予感
隼人に頭をポンポンされた私は、涙を堪えられず思いっきり泣いた


大貴のいなくなった空港のロビーでしばらく座り、隼人と二人でしけた雰囲気


「俺ってイイ彼氏だよな〜」


「ん…ごめん…」


「さ、帰るか…」


「うん…」


隼人のお母さんを待たせていたのを忘れて、急いだ私達


それなのに、隼人のお母さんは怒らず、笑顔で迎えてくれた


隼人といい、お母さんといい、二人には感謝してもしきれないよ


こうしてドライブをしながら昼食を済ませ、家まで送ってもらった私


お礼をして車が見えなくなるまで見送った





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