制服のニオイは恋の予感
私は急いでその箱を受け取った


「あ、上がる?」


「おう!寒かった〜」


私は大貴をリビングへ案内した


箱をテーブルに置き、温かいココアを作って大貴の座るテーブルに置く


そこには帽子とヒゲを外した大貴がサンタクロースの服を着て座っている


「どうしたの?」


「帰ってきた」


「え?」


ココアを飲みながら笑う大貴


「俺がいないとお前、泣くだろ?だから急いで帰ってきた」





< 258 / 391 >

この作品をシェア

pagetop