制服のニオイは恋の予感
「ウソ…私なら大丈夫なのに」


「アレ…開けてみた?」


アレというのはタイムカプセル


「う、ううん…」


「なんだ?見てねぇの?」


恥ずかしくてウソをついた


「うん…持って来るから待ってて」


私は大貴をリビングに残し、部屋へタイムカプセルを取りに行った


青い四角い缶を手にして急いでリビングへ戻る


「大貴!はい、コレ」


私は缶を大貴に渡した


すると大貴はおもむろにフタを開け、中の手紙を私に見せてくる


それもあの…裏に書かれていた小さな字


イヤでも目に入る


「読んだ?」





< 259 / 391 >

この作品をシェア

pagetop