制服のニオイは恋の予感
サンタクロースの格好をした大貴はそそくさと帰っていった


門のトコで待ってろだって


男なら待ってるからなって言うんじゃないの?


まぁ…大貴だからしょうがないか


大貴からのクリスマスプレゼント


私は部屋に戻り、テーブルに置いたままの、あの紙切れの入った箱を開けた


「アレ?」


私は紙切れがないことに焦り、絨毯の上やテーブル、机の上などを探した


「ない!ない!ない!な〜い!」


大貴、持って帰っちゃったの?


そんな様子はなかったよ?





< 268 / 391 >

この作品をシェア

pagetop