制服のニオイは恋の予感
大貴は私の頭にポンッと手を置いた


「私、裏切られたりしないよ?」


「お前に危害を加えそうな奴は俺が試してやるからさ」


朝っぱらから怪しく笑う大貴に、多少なりとも不安を抱きつつ、学校へ向かう


最近、一緒に通学するのも慣れてきた


女子の視線が気にならないと言えば嘘になる


「じゃ、昼休み頼んだぞ!」


「え〜やっぱりヤダ!大貴が真琳といるところを誰かが見て、変な誤解するかもしれないし…私も一緒に…」





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