制服のニオイは恋の予感
「そんなの…私だって好きでヤってるワケじゃない!」


竹下はそう言って口を押さえた


「好きでヤってんじゃねぇんなら止めろよ!」


「止めたら…お金…貰えないじゃん…」


竹下はフェンスにもたれ、そのまま座り込んで泣き出した


何か事情がありそうだ


俺、こういうの、苦手なんだよ…


隼人の方が適役だと思いながら、竹下をほっとくわけにもいかず、静かに話を聞く俺は、お人好しなんだろうか





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