制服のニオイは恋の予感
───────……

泣いてる竹下を放って俺1人教室に戻るなんて出来ず、俺は様子をみた


落ち着いた竹下は少しずつ口を開く


「私…同情されるのイヤだから、話すつもり…なかったんだけど…話して…いいかなぁ…?」


「いいよ…俺で良かったら」


竹下は好きでヤってるワケじゃないし、事情があるんなら聞いてみてもいいと思った


「あのね…冬休み…お母さんが階段から落ちてね…入院しちゃったんだ…」


「今は?」





< 329 / 391 >

この作品をシェア

pagetop