制服のニオイは恋の予感

送り狼

真琳の家を後にした私と大貴


「竹下、お前ん家でしばらく暮らすのか?」


「うん。そのつもり!1人は心配だし、毎日こうして送るのも、私も帰り怖いから」


大貴は私の首に腕を回した


「俺がいんじゃん!」


「く、苦しい…」


私が大貴の腕を叩くと腕は首から肩に移動した


ドキドキする心臓


「さっき俺ん家の玄関で竹下から言われたんだ〜はるが私を送ってくれるけど、帰り心配だからついて来てってさ」


「へ、へぇ〜」


それで私に内緒みたいにしてたの?真琳らしい


「もし、竹下がお前ん家で暮らさなくて、毎日送んなきゃいけねぇんだったら、俺、毎日こうして付き合うからな」





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