制服のニオイは恋の予感
「今のは…挨拶のキスじゃなくて好きだってキスだからな!」


照れて口元に手をやる大貴


「うん…わかってる…」


チュッ


大貴は私の頬にキスをして、軽くリップ音を鳴らした


「マジで帰らねぇと、遥のオバサン、待ってんだろ?」


「そうだ!心配してるかも」


私達は少し小走りで家へ向かった


息づかいがほんの少し荒くなり、口から白い息が出る


「1人で平気か?オバサンに俺も一緒に送ったって言おうか?」





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