制服のニオイは恋の予感
ある日、風邪を引いて休んだ大貴に、私はプリントを届けに行った


ピンポ〜ン


しばらく待っても応答なし


オバサン、いないのかな?


私はプリントをポストに入れようと玄関のドアから離れた


ガチャ…


「はい…」


ガラガラ声の大貴がドアを開けた


「大貴?大丈夫?プリント持ってきたけど…オバサンは?」


「出掛けた…」


「じゃ、コレ…ちゃんと寝なきゃダメだよ?」


私はプリントを渡してドアを閉めた


ガタン…


鈍い音が聞こえる


「大貴?」





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