制服のニオイは恋の予感
私は大貴を見ながらわざとそう言った


「そうしなよ!俺等、付き合い始めだったのに、大貴が留学とか言って、遥の心まで持っていくからさ〜」


「バカ言ってないで帰れ!」


大貴は隼人にそう言って、私の肩を当たり前の様に抱き寄せた


「ハハ!じゃ、俺コッチだから」


手を上げて私達と違う道へと歩く隼人


「隼人〜またね〜」


隼人は振り向いて微笑み返してくれた


やっぱりイイよね〜


さすが、私が好きになった男だわ


「遥!浮気したら俺も浮気するからな!」


「わかってる!しないしない(笑)」


「マジで?俺、かなり心配なんだけど」





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