制服のニオイは恋の予感
私は大貴の腕をつねり、絡まっていた腕を放した


「同じグループなんだし、テーマ、一緒に決めようぜ」


「イヤだ!」


私はサッサと歩いた


それでも大貴はしつこく言ってくる


「今からお前んち行ってい?」


「イイワケないし!」


「じゃ、うちくる?」


「行、か、な、い!」


私は止まって、大貴の顔を見て、はっきり言った


それでも懲りない大貴は、何故か私につきまとう


「遥〜俺、優しい遥がイイな〜」





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