制服のニオイは恋の予感
最悪!さいあく!サイアク〜


「で?何か調べたいことあんの?」


私は手っ取り早く聞いた


「調べたいこと?あるよ!」


「あんの?何?」


真面目に聞いたのに、大貴はまた、私をからかうような笑い方をする


トントン


「遥?いいかしら」


「いいけど」


お母さんがジュースとお菓子を持ってきた


「宿題、頑張ってね」


そう言って、サッサと出て行くお母さんの背中を睨みながら、私はお菓子を食べた





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