すた−★だすと




プルル、

携帯電話が鳴り響いた。

ベットでふて腐れていた

あたしはだるそうに

手を伸ばした。

「もしもし…」

『あーシノ?あたし!

悠だよ!』

そんなの、

着信見てから出てるから。
言いかけて止めた。
「うん、どうしたん?」

『あのね!明日あんたの好きなシンキのライヴ!…』

「……当たっ…の?!」

『うん…シノ……当たったよ…!』


信じられないよ・・・。


本当に…

そのあと何度も問い詰めたらしつこいと悠に怒られてしまった。



結局親に嘘をついて「行く!」

って

言っちゃった


仕方ないか。

コンサートなんてゼッタイ行かしてくれないもんね。







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