キミがいたから。
☆第1章☆彼氏。
中学校に入学して1ヶ月ぐらい経ったある日──。
「西内!!俺と付き合って!!」
「…えぇっ!??あ、あたし!?」
信じられない。
何かの罰ゲームかと思った。
だって、相手はクラス1のイケメン、みんなのあこがれの的、
村上大輝だったから。
あの大輝が、あたしに告った!!??
「…ウソでしょ…。あたしはだまされないよーん」
「嘘じゃねーよ!!!お試しでいいから!!!!頼む!!!」
あたしは戸惑った。
もしかして、本気?
そんな訳ねーか。
…でも、このチャンスを逃したくない…。
あたしは少しの間考えた。
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