もう少し…

胸が苦しい。

中里さんはもう、俺の事好きじゃないんだ…。

そりゃそうだよな。
俺が振ったんだし…

そう思うと、泣きそうになった。


「どうした？智弥。」

「分からない。
胸が、苦しいんだ。」

「大丈夫かよ？」

「あぁ、多分。
後で相談したい事があるんだ。」


「わかった。」

彼方に言えば、この苦しみが何なのか分かるのだろうか…。