もう少し…
「あの…!」

「あ、中里さん。」

声をかけて来たのは中里さんだった。

「池上君、今日の試合、頑張ってね!
私、応援してるから。」

にっこりと笑う彼女に申し訳なく思う。

振った相手の応援なんて…
すごいよ。

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