遅い初恋
美理より30分遅れてグラウンドへと向かった。
12月のグラウンドは・・・・寒かった。

「マヂで寒いんですけど・・・・」

自分の息で手を温めながら美理を見た。
林と何か喋りながら笑っていた。

「恋すると寒さも吹き飛んじゃうってか」

つぶやきながら部員を見渡したが

「ナイな・・・・(笑)」

当分心を暖めてくれる男子は居そうになかった。 
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