海が呼ぶから
04.壊れモノ
困りモノ
海で拾った彼女に背を向けて、俺は服を脱いだ。
一応、他人が居るので下着は流石にそのままだ。
俺は一度乾いた布で髪と体を拭いてから、水で濡らして固く絞った布で、塩のべたつきを拭う。
あの…。
細々とした声に、背を向けていた方に振り返る。
「き、きゃ。そのままで、こっち向かないでください!」
叫び声にため息をつく。
(このままでは、コイツは…)
「あんたな、そんな呑気(ノンキ)な事言ってると、ばれて襲われるぞ?」
「え?」
「こんな、風に。」
戸惑った声に、トーンを落とした声で言いながら、彼女を押し倒す。
「あ…。何するんですか?」
まだ良く分かって無い風だったので、乱れた髪の散る白い首筋を舐めあげた。
しょっぱくて甘かった。
「ひゃぅ。」
慌てて暴れ出す彼女をサッサと解放して、落ちていたサラシをもちあげ、彼女に押し付ける。
「皆が皆、紳士だと限らないから。性別、男だと思わせといた方が安全だと思うぜ?それには、男の裸位で騒がない。」
ようやく、納得した顔でサラシを受け取り、身支度を始めた彼女に、俺は背を向けて着替えを始めた。
(やれやれ、困りモノだな…)
一応、他人が居るので下着は流石にそのままだ。
俺は一度乾いた布で髪と体を拭いてから、水で濡らして固く絞った布で、塩のべたつきを拭う。
あの…。
細々とした声に、背を向けていた方に振り返る。
「き、きゃ。そのままで、こっち向かないでください!」
叫び声にため息をつく。
(このままでは、コイツは…)
「あんたな、そんな呑気(ノンキ)な事言ってると、ばれて襲われるぞ?」
「え?」
「こんな、風に。」
戸惑った声に、トーンを落とした声で言いながら、彼女を押し倒す。
「あ…。何するんですか?」
まだ良く分かって無い風だったので、乱れた髪の散る白い首筋を舐めあげた。
しょっぱくて甘かった。
「ひゃぅ。」
慌てて暴れ出す彼女をサッサと解放して、落ちていたサラシをもちあげ、彼女に押し付ける。
「皆が皆、紳士だと限らないから。性別、男だと思わせといた方が安全だと思うぜ?それには、男の裸位で騒がない。」
ようやく、納得した顔でサラシを受け取り、身支度を始めた彼女に、俺は背を向けて着替えを始めた。
(やれやれ、困りモノだな…)