Girls Kiss・『お嬢様とのキス』
彼女は頬に手を当て、少し首を傾げた。

ううっ…。可愛いなぁ。絵になるよ~。

「…わたしがあなた以外を選ぶことなんて、ありえないという意味ですわ」

「………はい?」

「ですから、殿方なんて選びません。わたしはあなたが好きだと、以前から言っていますでしょう?」

ほっ本気だったの!?

てっきり社交辞令かとばかりっ…!

それとも天然?

「すっ好きって、そおいう好き?」

「はい、恋愛感情の好きですわ。ずっとあなたが好きでしたの。気付きませんでした?」

満開の花のような笑みで言われても…。

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