それでも君が好き


(ふぅ…わたしは馬鹿……かぁ)


わたしはフェンスにもたれると、グラウンドを見下ろす。


風が頬を髪を撫でていく。


自分のシャンプーの匂いがした。


あぁ、そっか…シャンプー変えたんだっけ。


…そんなことを考えながらぼうっとする。



♪~♪~♪


そのとき、携帯の着メロが鳴った。


今流行っている、ドラマの主題歌だった。



「メールだ…」



わたしは自分の携帯のディスプレイを確認する。


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