日露戦争と栄養のはなし
さて、そして遂に日露戦争となった時。
海軍は一人も脚気にかからなかったので、全力を出し切って、
20隻ほどあったバルチック艦隊を4隻残して、
ことごとく海に沈めて、日本を勝利に導きました。
しかし、順調だったのは海軍だけ。
陸軍は皆、脚気や結核に冒され、フラフラで満足に動けず、
一気に機関銃等で狙い撃ちされて、大量の戦死者を出してしまったのです。
だからもし、戦争が二週間ほど伸びていたら、
陸軍は壊滅→日本も戦争に負けていたかもしれないという説があるくらいです。