日露戦争と栄養のはなし
でも、戦争や国の情勢を、栄養の観点から深く掘り下げた話を、私は今まで聞いた事が無く、そしてとても面白く思ったので、ここに記させて頂きました。
脚気や結核は、今でも起こりうる病気です。
しかし現代は、当時と食文化がまるで違い、卵や肉などの良質のたんぱく質は常に摂取出来るし、
病気でふらふらしてるのに、折檻されて無理やり働かされて、という事は無いように思われるので、
まず、簡単には起こらないと言ってもいいと思います。
でも、今でこそ「そんな原因の病気で死んでいたの?」と思われる病気だって、
当時は目に見えない、怖い悪魔みたいなものだったわけで。
食べるって、栄養って、そういう事なんです。
多すぎても、少なすぎてもいけない。
そのバランスを、自分で取らなければいけない。
しかも、それを毎日続けなければならない。
とっても面倒なものなんです。