キミの手 キミの体温

多分周助はわたしが謝っても……こんな風に交わしちゃうのかもしれない。



交わして。
でも、必要な時には背中をしっかり押してくれる。




だから、


「……ありがと、周助」



“ごめんなさい”の代わりになるかはわからない。

けど、その分いっぱい“ありがとう”って伝えよう……周助の言うボケボケの笑顔で。




だから今はもう少しだけ、こうして甘えさせて貰おう。



……周助の優しさに。