女教師
そういいながら、髪を触っていた手を頬に移し、そして胸元に伸びる。シャツのボタンを一つずつはずして、淡いピンクのブラジャーが露になる。
「ん…。」
私は寝返りをうつと根岸先生に背を向けた。
根岸先生の手が一瞬止まる。
「私のものになったら、かわいがってあげる。それまで待ってるんだよ。マイハニー。」
そう呟き、私の髪にキスをした。
「ん、兼山くん…」
根岸先生の顔が一瞬凍りつく。そしてしばらく私の姿を見つめると忽然と姿を消していた。
「兼山、ちょっと成績のことで話があるから残って下さい。」
放課後、教室に残っていた彼に戸口から根岸先生が声をかけた。
「3Aの兼山君、3Aの兼山東君。理科準備室まで来てください。」
根岸先生は彼を放送で呼び出したので私は少しドキドキしながらお茶を飲んでいた。彼はなぜ成績のことなのに理科室なのかと少し疑問に思っていたがそれほど気にはせず、まっすぐに理科室へ向かった。
少し陰になったところにその教室はあった。そのためか生徒達はあまり近寄らない。暗くてジメジメしたような雰囲気の所には人間は自然と近づかないのが常だ。彼は片手でそっと戸を開けると、最初は薄暗くよく見えなかったものが段々と見えるようになっていき、そしてある部分に目線が集中した。
「な、なんだこれは…。」
それは、黒板一面にはりめぐらされた私の写真だった。彼は一言も発することができないまま閉め切ったカーテンの教室でぼんやりと私の写真を眺めていた。
「ん…。」
私は寝返りをうつと根岸先生に背を向けた。
根岸先生の手が一瞬止まる。
「私のものになったら、かわいがってあげる。それまで待ってるんだよ。マイハニー。」
そう呟き、私の髪にキスをした。
「ん、兼山くん…」
根岸先生の顔が一瞬凍りつく。そしてしばらく私の姿を見つめると忽然と姿を消していた。
「兼山、ちょっと成績のことで話があるから残って下さい。」
放課後、教室に残っていた彼に戸口から根岸先生が声をかけた。
「3Aの兼山君、3Aの兼山東君。理科準備室まで来てください。」
根岸先生は彼を放送で呼び出したので私は少しドキドキしながらお茶を飲んでいた。彼はなぜ成績のことなのに理科室なのかと少し疑問に思っていたがそれほど気にはせず、まっすぐに理科室へ向かった。
少し陰になったところにその教室はあった。そのためか生徒達はあまり近寄らない。暗くてジメジメしたような雰囲気の所には人間は自然と近づかないのが常だ。彼は片手でそっと戸を開けると、最初は薄暗くよく見えなかったものが段々と見えるようになっていき、そしてある部分に目線が集中した。
「な、なんだこれは…。」
それは、黒板一面にはりめぐらされた私の写真だった。彼は一言も発することができないまま閉め切ったカーテンの教室でぼんやりと私の写真を眺めていた。