彼氏はシークレットアイドル
それからボディークリームを全身に塗られて、それと同時にメイクや髪をいじられた。



初めてのことに緊張しっぱなし。



完成して鏡を見るとそこに私はいない。



「……これが私?!」



びっくりするほど見違えてた。



「琉衣ちゃんスタンバイお願いします。」



私はバスローブを着たままスタジオに入った。



軽快なフラッシュ音と共に隼人がピン撮影をしていた。



ボクサーパンツ姿の隼人は上半身の筋肉がキレイで顔も髪も"ハヤト"になっていた。



私の知ってる隼人はここにはもういない。





< 14 / 34 >

この作品をシェア

pagetop