彼氏はシークレットアイドル
「デパートで琉衣ちゃんを見掛けたって隼人に言ったら飛んで行っちゃってさ〜…」



青木さんは運転席でぺらぺらしゃべっている。



でも後部座席の私たちはなんだか重い空気に包まれてる。



隼人はずっと窓見てるし…。



私なんかしたかなぁ?







事務所に着いた後も私は小さくなって隼人の後ろを歩いた。



「入って。」



見覚えのある個室。


ここは事務所内にあるハヤト専用の個室だ。



「何これ?!」



部屋の机の上にある大量の紙の束。





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