僕のカノジョ取扱説明書~草食系男子の憂鬱~
「ユリちゃ〜んッ、楽しんでる〜??」







ゲッ!!







ジュースが入ったグラスを傾け、カラカラいわせながら大地がヘラヘラ笑ってやってきた。




「も〜時間だぞッ!!ほら、代われ代われッ!!」




「いやッ…ちょッ…!!」





有無を言わせないまま、大地は僕を突き飛ばし、井田ユリの隣に座った。



「ちょ…ッ、大地!!」





大地は僕の呼びかけに返事もせず、井田ユリに話しかけている。
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