僕のカノジョ取扱説明書~草食系男子の憂鬱~
「ユリーッ!!」








そのときだった、カノジョ……ユリさんの後ろから友達が走ってきたのは。







友達は僕とユリさんを交互に見て、ブハッと笑いだした。





「ユリー、またやってんのー??」






「…まあね」







「あんたホンットにドSよねぇ」





友達はまだ笑っている。ユリさんは否定も肯定もしないで、友達と何気なく話している。








「それにしてもさぁー、雄一郎くんも頑張るよねぇ」







「え?」






「だって大変でしょ?ユリのワガママに付き合うの」





「美里」
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