僕のカノジョ取扱説明書~草食系男子の憂鬱~
「え?どういうこと?」





美里はキョトンとした顔をして、すぐになんで僕がオロオロしているのか分かって、ユリさんを肘でこづいた。







「ユリ、あんた雄一郎くんに話してないんでしょー?」







「だって、全部話さなきゃいけない決まりなんてないでしょ」






えー…、なんじゃそりゃ……






折れそうになる心を頑張って気力で支えて、美里を見た。





「あのね、今から私たち用事あってさ」





「えッ!!!!」






用事?じゃあ……




ユリさんを見ると、平然というか、なんとも思ってない顔で、





「じゃあ、なんで……」






「呼んだ、これが用事」

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