初想〜はつこい〜


「や…やっとついた…」


「お疲れぇ〜」


希空が私に声をかけた


「っ……!!!お前らなに手つないでんだよ!!!!!」


一ノ瀬君が私達の手を見て指差した


「あっ!!忘れてた!!!!」


「………。」


私は顔が赤くなりパッとすぐに手をはなした


「へ〜!敬浩やるぅ☆」


希空がからかった


「意外なライバル出現だな…」


愁が何か言っていた


「敬浩……」

翔が悲しそうな顔を一瞬だけ見せた


(どうしたのかなぁ?)




顔の火照りがさめてきたときに


「次、あそこ行こぉ♪」


希空が指差したのは





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