初想〜はつこい〜


「あの…詩音さんって呼んでもいいっすか?」


「もちろん!!じゃあ…望月君の事、愁君って呼んでいい?」


「了解っす!!」


(愁君って可愛いなぁ…)



私が笑っていると



「あの…詩音さんって彼氏います?」


「えっ!?な…なにいきなり…いるわけないよぉ…」


「そうなんっすか!!!」


私が答えると愁君は嬉しそうに笑った



「じゃあ……好きな人は??」


「好きな人………」



あの時を思いだして顔があつくなる時だった



「ん………?」




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