初想〜はつこい〜


「詩音っ!!!!!」


女の人が走って詩音に抱きついた


「詩音!!!!!」

「おかぁさん……」

「どこ行ってたの…心配したのよ…」

母は泣いていた


「ごめんなさぁい…」


詩音も泣き出した


「でもね。男の子が助けてくれたの!!!!」


「男の子……??」


母が聞いた


「ほらっ!!!」


詩音が振り返ると少年はいなくなっていた



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