初想〜はつこい〜


「あの赤い石のついたネックレスですよ」


(えっ……!?!?!?)


「あれはあげたんだ…」


「あげた?誰にですか…?」



──ガサッ──



「誰だっ!?!?!?」



詩音は勇気をだして顔をだした
そして気になった事を聞いてみた



「どういうこと……?」



「ちっ……」



私を見ると一ノ瀬君が舌打ちをして逃げようとした


「待って!!!!」


私はとっさに一ノ瀬君の腕を掴んだ



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