ソシテ溢れた。
終わる恋と始まる恋
桜がひらひらと遊ぶように舞う。
暖かい日差しに包まれて
私は目を開けた。
高校生という新しい人生を
進もうとしたこの日。
まさか自分が
深く、大きな愛を
この小さな胸に抱くことに
なろうとは思っていなかった。
中学の卒業式
2年間片想いしていた人に
振られ、新しい出逢い
あるかなと期待した
入学式のこの日を
私は忘れることはきっとないだろう。