澄麗会へようこそ
「なんで俺にっ!!!」
夜中だというのも忘れて大声を出してしまった。
兄はため息混じりに「さぁな」
とだけ言う。
「家は家柄的にも選ばれておかしくないんだしそんな驚くことじゃ…」
「橘兄、思いっきりヒトゴトじゃん。」
「えっまぁ…とにかく何かあったらいつでも相談に乗るから!じゃあ明日な!」
図星を疲れた兄はさっさと帰っていった。
「くそ!マジかよ…」
平穏なはずの未来予想図は妖しげなすみれ色に染められていく…
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