恋する ラブラブパール  〜潤の心〜
「潤…君」

薄ら目を開けた真珠が、俺の頬に手を当てて来た。

「泣いていたの?」

真珠の言葉にはっとした。

敦の事を思い出し、涙が流れていたのだと…

「いや、違う」

泣いていたのだと真珠に言えば、何があったの?と聞かれ…

忘れていた訳ではない罪の意識に真珠自身が悩まされるだろう…
< 29 / 123 >

この作品をシェア

pagetop