生命
ガチャ

しばらくしたらさっきの人間があらわれた
ハンマーに何か持っていた
その人間はハンマーに持っていたものを置き、
少し小さい人間を見て
「よかったかまれてなくて」
そう安堵したような顔を浮かべ部屋をでた

(あの人間は何を置いたのだろう…)

そう思いその物に近づいた

別にかわったところはない

煙が出てないので
蚊取り線香でもないらしい

(―よかった)

また走ろうとしたときに
急に息苦しくなった
なんでかわからなかった

「う゛っ!!」

僕はヨロヨロと地面についた

「…苦しい。」

何で?
何で?
何で?
何で?
何で?


意識がだんだん遠くなる
僕はどうなるんだろう
朦朧した意識の中で
最後に見た光景は

無だった


END
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