白衣の悪魔のキスの味
「センセ…」



あたし…



怖い…よ…。



三村くんの言葉にココロが折れそうになる自分が怖いよ。



「セン…セ…」



あたし…



怖い…よ…。



“あたしが好きなのは先生だ”って、



思い込んでるだけなのかな?って、



本当に好きなのかな?って、



自分の気持ちすら疑いそうになる自分が怖い…よ…。



「センっ…セ…こわっ……」



そして、ギュッと、さらに強く白衣を抱きしめながら、



絶え間なく溢れる涙をゴシゴシと拭った…

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