真理奈はこう考えた

‐自由主義だから仕方ない。事件に巻き込まれる方が悪い‐と

自由主義でも
楽しい
だからこのままでいい
と最も自分の欲望ためだけに
残酷な考え方をした


その後学校には行かず
街をぶらぶら歩いていた

(あの事件のコトは忘れろ)

街に出ても開いてる店はほとんどなかった

(なんだか、活気がなくなったな…)

そう思ってたら
近くで人が倒れてる

「どうしたんですか!?」

聞いても返事がない
その人はもう息絶えていたからだ

近くには包丁が落ちていた
きっとこれに刺されたのだ

「もしもし警察ですか?人が…死んでるんです」

「その辺においといてください」

警察からは予期せぬ
返事が帰ってきた

(おいとく…?同じ人間なのに…どうして?)

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