21時までの・・・
同じ、苺のショートケーキだが
自分のより美味しいそうに見える
全部食べたい!
そんな目をしている。?
桃子の事を把握している佐紀は。
《さぁっ 私も食べよっ!》
桃子の顔を覗き込んだ。
涙目になっている桃子。
《分かったわよっ、いいよ はいっ!》
自分のを差し出した。
『だから佐紀ちゃん好きよ!』
満面の笑みで佐紀を見た。
《ねぇ もも、ごく最近なんかあったでしょっ》
ケーキを食べる手と口が止まった。
『な〜んにも ないよ!?』
《うそっ! さっき駅前で変だったし
あんたの癖がでてた!》
『隠し事なんかしてないよっ!癖ってなによっ』
《あんた隠し事してる時
なんか持っても小指が立たないのよ!》
『うそっ!』
自分の右手小指を見た桃子。
???
小指は立っていた。
《やっぱりー なんかあったでしょう
それもいい事!》
佐紀の誘導にのせられた
簡単な桃子であった。
『うーん あった!でもまだ言えない!』
《おとこだぁー! やるねー ももちゃん》
『そんなんじゃないよ、連絡先を一方的に渡されただけ』
《へぇー、やるねぇ彼
でっ どうするの?》
『わかんない!』