怪盗プリンセス
プリンセスが、シャナをジューンの部屋に案内する。



「成る程。」

部屋に入った途端。シャナが苦笑いを浮かべた。


「プリンセスが、助けた理由が分かるわね。」


「プリンセス、この方は?」

ジューンが、ベッドの上で身を起こして言った。


「シャナさんよ。」

「初めまして。私はシャナ。宜しくね。」

「こちらこそ、宜しくお願いします。」

シャナが、苦笑する。


「そんなに、礼儀正しくする必要は無いわ。」

「ね、良い子過ぎるでしょ?」

プリンセスが、シャナに囁いた。




「ジューン、熱は下がったの?」

「多分、下がったと思います。」


ジューンの言葉に、プリンセスは安堵の溜め息を吐いた。


「シャナ、向こうの部屋で話そう。」

「えぇ。」

プリンセスとシャナは、ジューンの部屋から出て、隣の部屋に入って行った。



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