怪盗プリンセス
「僕も、僕もプリンセスと同じ時を生きる事は出来ないんですか?」

ジューンの言葉に、プリンセスが微笑んだ。


「ジューンは、古の血を濃く受け継いでいるわ。だから、私達と同じ時を生きる。」


プリンセスは、ジューンの頭を撫でると、立ち上がった。


「ジューン、着替えるから外に出ていて。」


「はい。」

ジューンが、部屋から出て行く。


プリンセスは、服を脱ぎ身体を洗い、傷口の消毒をした。


そして、新しい服を着る。



机の上には、何時の間に手に入れたのか、『開かずの箱』が置かれている。







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