怪盗プリンセス

*3*

数日後、プリンセスとジューンは変装して、イギリスのとある博物館に来ていた。

「………」


「あれが、『太陽と月のリング』だよ。」

「綺麗ですね。」



二人は、さりげなく博物館内の防犯システムを確認する。



「このくらいの防犯システムなら、明日決行でいいかな?」

「そうですね。」


プリンセスは、予告状に日付を書き込むと、封筒に入れ、受付に渡して博物館を出た。



博物館が、封筒の中身が予告状だと気付いた時には、二人の姿は何処にもない。






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