とんでも腐敵☆パートナー
祥子を説き伏せた翌日、早速朽木さんの大学に足を運び、朽木さん達にくっついて待ち構えていた高地さんに作戦成功の旨を伝えると、高地さんは飛び上がって喜んだ。
「ありがとう! ありがとうグリコちゃん!」
むせび泣きながらあたしの手を握り、何度も頭を下げてくる。
「暑苦しいからやめてください」
ついでに鬱陶しい。
ま、それはともかく。あたしは咳払いひとつして、
「で、例のブツは……」
「ははっ! ここにありまする~! お代官さま、どうぞお納めくださいませ」
催促するあたしに差し出される茶色の封筒。
それをすぐには手に取らず、開いた扇子を口元に当て、にやりと目を細める。
「ほほう、これはこれは……」
「山吹色のお菓子でございます」
すぐに反応を返してくれるノリのいい高地さん。
「くっくっくっ……お主も悪よのう~」
「お代官さまほどではございませぬよ……」
やっぱキャラ的に気が合うのか、くっくっくっと肩を寄せ合い、ほくそ笑むノリノリなあたし達二人。
「なんか怖いよ二人共……」
横で傍観してた拝島さんがやや引き気味に言う。
ここは往来のど真ん中。食堂に続く道の途中なので、行き交う学生達の目も引きつけてしまったようだ。拝島さん、少し恥ずかしそう。
「ありがとう! ありがとうグリコちゃん!」
むせび泣きながらあたしの手を握り、何度も頭を下げてくる。
「暑苦しいからやめてください」
ついでに鬱陶しい。
ま、それはともかく。あたしは咳払いひとつして、
「で、例のブツは……」
「ははっ! ここにありまする~! お代官さま、どうぞお納めくださいませ」
催促するあたしに差し出される茶色の封筒。
それをすぐには手に取らず、開いた扇子を口元に当て、にやりと目を細める。
「ほほう、これはこれは……」
「山吹色のお菓子でございます」
すぐに反応を返してくれるノリのいい高地さん。
「くっくっくっ……お主も悪よのう~」
「お代官さまほどではございませぬよ……」
やっぱキャラ的に気が合うのか、くっくっくっと肩を寄せ合い、ほくそ笑むノリノリなあたし達二人。
「なんか怖いよ二人共……」
横で傍観してた拝島さんがやや引き気味に言う。
ここは往来のど真ん中。食堂に続く道の途中なので、行き交う学生達の目も引きつけてしまったようだ。拝島さん、少し恥ずかしそう。