とんでも腐敵☆パートナー
今日はよくよく邪魔される日だ。
もう夕食は宅配で済まそうかという気分になりつつ受話器を取る。
「はい、朽木です」
素っ気無い口調で言った。
『あ! もしもし朽木さん!? あのねっ、今テレビでイケメンレースやっててねっ、すんごい朽木さん好みのイケメンが』
ガチャン
今一番聞きたくない声だった。即座に今の音声を記憶から抹消しにかかる。
イケメンレースってなんだイケメンレースって。
さっきまでの重苦しい雰囲気を返せ。
どっと疲れて肩を落とす。
再び電話の音が静寂を破り、俺のテンションは怒りゲージMAXにまで引き上げられた。
「グリコッ! お前いい加減にせんと、しまいにはミンチにするぞっ!」
受話器を取るなり怒鳴りつける。
数秒後に、恐る恐るといった声が応えた。
『と、冬也……?』
その声に思わず固まってしまう。
母の声だった。
もう夕食は宅配で済まそうかという気分になりつつ受話器を取る。
「はい、朽木です」
素っ気無い口調で言った。
『あ! もしもし朽木さん!? あのねっ、今テレビでイケメンレースやっててねっ、すんごい朽木さん好みのイケメンが』
ガチャン
今一番聞きたくない声だった。即座に今の音声を記憶から抹消しにかかる。
イケメンレースってなんだイケメンレースって。
さっきまでの重苦しい雰囲気を返せ。
どっと疲れて肩を落とす。
再び電話の音が静寂を破り、俺のテンションは怒りゲージMAXにまで引き上げられた。
「グリコッ! お前いい加減にせんと、しまいにはミンチにするぞっ!」
受話器を取るなり怒鳴りつける。
数秒後に、恐る恐るといった声が応えた。
『と、冬也……?』
その声に思わず固まってしまう。
母の声だった。