とんでも腐敵☆パートナー
7-3. お客様は神様なので願いを叶えてもらおう
<<<< 栗子side >>>>
バイトを始めて二週間。大分接客業も板についてきた。
何があっても笑顔を崩さず。
さりげなく追加注文を促すテク。
氷は多めでポテトは少なめ。
お客様は神様です。
最後のひとつは店長が耳元で毎日千回くらい唱えてくるので一応心に刻んでおいてあげた。
そしてその日も問題なく労働に励んでいた。
「おねーさんスマイル百個お持ち帰りでおねが~い。もちろんタダだよね?」
なにやら調子こいてる中学生のガキが、カウンターの向こうにニヤニヤ笑いながら突っ立ってても。
笑顔は崩しません。プロですから。
あくまで笑顔。スペシャル栗子スマイルで。
「お帰りはあちらでございます♪」
カウンター飛び越えてのドロップキック。
胸板にめりっとヒールが食い込んだ。
「ぐふっ!」
「スマイルのおかわりはいかがですか?」
床に倒れた中坊の腹にどかっと足を乗せ、ぐりぐりしながらも。笑顔は崩しません。プロですから。
「ひっ、ひぃぃ~~~~っ!」
「またのご来店お待ちしてま~す♪」
泣きながら走り去ってく少年を笑顔で見送る。カンペキな対応。うん、プロっぽい。
お客様は神様ですから。
バイトを始めて二週間。大分接客業も板についてきた。
何があっても笑顔を崩さず。
さりげなく追加注文を促すテク。
氷は多めでポテトは少なめ。
お客様は神様です。
最後のひとつは店長が耳元で毎日千回くらい唱えてくるので一応心に刻んでおいてあげた。
そしてその日も問題なく労働に励んでいた。
「おねーさんスマイル百個お持ち帰りでおねが~い。もちろんタダだよね?」
なにやら調子こいてる中学生のガキが、カウンターの向こうにニヤニヤ笑いながら突っ立ってても。
笑顔は崩しません。プロですから。
あくまで笑顔。スペシャル栗子スマイルで。
「お帰りはあちらでございます♪」
カウンター飛び越えてのドロップキック。
胸板にめりっとヒールが食い込んだ。
「ぐふっ!」
「スマイルのおかわりはいかがですか?」
床に倒れた中坊の腹にどかっと足を乗せ、ぐりぐりしながらも。笑顔は崩しません。プロですから。
「ひっ、ひぃぃ~~~~っ!」
「またのご来店お待ちしてま~す♪」
泣きながら走り去ってく少年を笑顔で見送る。カンペキな対応。うん、プロっぽい。
お客様は神様ですから。